10月27日(営業日ベース)に投資信託を購入しました。(約定日は10月28日 受渡日は11月7日)
購入したのは、「フィデリティ・グローバル・ハイ・イールド・ファンド(毎月決算型)」 です。
米国・欧州・アジアの3地域のハイイールド債券を主な投資対象としているファンドです。
このファンドについては、9月27日に続いて4回目の購入になりますが、
前回に引続いて「NISA枠」を利用して投資信託を購入しました。
(これで、「特定口座の源泉徴収あり」が2回、「NISA」が2回の購入になりました。)
このファンドを購入した理由としては、
1.マーケット要因
10月27日(木)の15時直前において、
米ドル/円:104.52 ユーロ/円:114.04
米債券市場については、10月26日(水)の終値ベースで、
米10年国債利回り : 1.806% (10月26日の終値ベース)
米国ETF(債券関連)に関して、
HYG : 87.02ドル JNK : 36.68ドル
2.ファンドの計理要因
当該ファンドの計理上、追加信託差損益金が約65億円のプラス(2016年3月28日現在)
(2015年9月28日の約192億円よりは相当に減少)
分配金余裕月数 : 約31.1ヵ月 分配金健全率 : 約30.8%
( 分配金余裕月数、分配金健全率ともに2016年6月時点と不変 )
3.評価(外部機関)
レーティング : 4 (3年) 9月に3から上昇 リスクメジャー : 2 (3年)
4.最大上昇率・下落率
最大上昇率 : 約63%(12ヵ月間) 最大下落率 : 約18%(6ヵ月間)
5.投資家動向
2013年12月から2015年12月まで毎月50億円前後の買付超過だったが、
2016年1月からはやや一服。2016年3月から再び増勢。(英のEU離脱国民投票の6月を除く)
2016年8月で43億円、同9月に61億円の買付超過。
6.コスト
SBI証券、楽天証券ともに購入手数料はノーロード
信託報酬は約1.47%だが、運用報告書の「1万口あたりの費用明細」で、
「その他費用」は1円、「保管費用」は0円
このファンドを選択した理由としては、前回に引続き
上記の2から6を勘案して総合的に判断しました。
購入タイミングの理由としては、
引続きグローバル型のファンドについては、組入れ通貨、
アセットクラス(または同一アセットクラス内でのカテゴリ)が複数に及ぶため、
購入・解約タイミングの判断にあたってコントロールが難しいのですが、
今回も為替相場の水準を優先的な判断基準としました。
毎度のことですが、今回も為替相場を確認しながら、
注文締切時間である15時の1分前である14時59分に発注しています。
もちろん、基準価格が算出される時点での為替相場はわかりませんが。
また主眼ではないのですが、10月27日(木)が月次での決算日のため、
分配金落ちに伴う基準価格の低下も考慮しました。
(分配金受取の場合、特別分配金に該当した部分が「すぐに」支払われてしまうのを避けるため)
投資対象としては、米国ETFのHYGについて、10月26日(水)が87.02ドル(終値ベース)で、
9月よりもやや高い水準での購入になりました。
テクニカル的にも、逆張り指標としてのボリンジャーバンド、MACDともに買いタイミングではありません。
さらに10月21日(金) 終値ベースでの利回りは、
米ハイイールド債券が6.3%、 欧州ハイイールド債券が3.7%、アジアハイイールド債券が6.5%
前回の購入時点より、米ハイイールド債券で40bp、欧州ハイイールド債券で30bp程低下していますが、
アジアハイイールド債券では20bp程上昇しています。
総合的に安値でのバイアンドホールドを前提とした購入としては、あまり良いタイミングではありません。
引続き、米ハイイールド債の場合、利回りベースで8%、国債利回りに対するスプレッドベースで
650bpは下限として欲しいことから、米ハイイールド債のみのファンドは見送りました。
一方、為替相場の円高タイミングを捉えることで、
米ドルよりもユーロが相対的に円高で留まっていることと、
アジアハイイールド債券が上記の通りにやや下落していたことから、グローバル型を選択しました。
加えて、米大統領選という政治的イベントに対する為替相場のアノマリーとして、
選挙前は円高ドル安、選挙後は反対に円安ドル高であることも考慮しました。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
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