2017年2月初における、ハイイールド債券の各指数利回りと私見になります。
マンスリーでアップしていますので、少しでもご参考になりましたら幸いです。
2016年2月中旬には10.0%を超えていたので、390bp以上の大幅な低下。
米国ETF : HYG 87.66ドル ( 2017年2月13日終値ベース )
為替は人民元、香港ドルともに対円で足元ではやや円高か。(ドル円相場の相似形)
アジアハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格はやや低下。
スプレッドが同水準で推移する中、組入れ債券がドル建てベースであることから、
やや円高ドル安の為替相場が影響。
また引続き組入れ債券からの利子収入(インカム)がある程度寄与しているイメージ。
マンスリーでアップしていますので、少しでもご参考になりましたら幸いです。
( 米国ハイイールド債券 : 6.1% )
2016年12月末の6.2%から0.1%の低下。
2016年12月末の6.2%から0.1%の低下。
2016年2月中旬には10.0%を超えていたので、390bp以上の大幅な低下。
米10年国債利回りは2.46%で、月末ベースでの直近最低値である
2016年6月末の1.60%から約86bpの上昇。
2016年6月末の1.60%から約86bpの上昇。
スプレッドは364bp程度で、2016年12月末の380bp程度から16bpのタイトニング。
米国ハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格は低下。
基準価格決定の主要な3つのファクターである、為替、ベース金利、スプレッドのうち、
ベース金利とスプレッドはほぼ横這いだったものの、為替の円高ドル安が影響。
米国ETF : HYG 87.66ドル ( 2017年2月13日終値ベース )
( 欧州ハイイールド債券 : 3.7% )
2016年12月末の3.8%から0.1%の低下。
為替は1ユーロ122円前後で、2016年12月末からほぼ同じような状況。
ベース金利(ドイツ10年国債)は0.41%で、2016年12月末の0.29%から上昇。
スプレッドはイギリスのEU離脱の国民投票の結果を受けて、
2016年6月末に一旦は拡大したものの、すぐに収束してタイトニング。
9月はまたもやドイツ銀行のクレジットリスクが問題となったことからややワイドニングしたが、
10月はタイトニング、11月はワイドニング、さらに12月はタイトニングと上下動を繰り返し、
現在の水準に収束。
欧州ハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格は、
ベース金利はやや上昇したものの、スプレッドが横這いで推移したことと、
為替相場もさほど大きな動きがなかったことから底堅い動きに終始。
ベース金利(ドイツ10年国債)は0.41%で、2016年12月末の0.29%から上昇。
スプレッドはイギリスのEU離脱の国民投票の結果を受けて、
2016年6月末に一旦は拡大したものの、すぐに収束してタイトニング。
9月はまたもやドイツ銀行のクレジットリスクが問題となったことからややワイドニングしたが、
10月はタイトニング、11月はワイドニング、さらに12月はタイトニングと上下動を繰り返し、
現在の水準に収束。
欧州ハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格は、
ベース金利はやや上昇したものの、スプレッドが横這いで推移したことと、
為替相場もさほど大きな動きがなかったことから底堅い動きに終始。
( 新興国ハイイールド債券 : 6.6% )
2016年12月末の6.8%から0.2%の低下。
2016年2月中旬以降は低下の一途で、引続き新興国に対する信用不安が後退したことを反映していたが、
夏場以降では横這いの推移に転換。
但し、11月の米大統領選挙以降、ドル高・金利上昇に伴う新興国からの資金流出の懸念から
上昇に転じていたが、それも一服した模様。
夏場以降では横這いの推移に転換。
但し、11月の米大統領選挙以降、ドル高・金利上昇に伴う新興国からの資金流出の懸念から
上昇に転じていたが、それも一服した模様。
( アジアハイイールド債券 : 6.8% )
2016年12月末の6.8%と同水準。
2012年8月より7%台で推移。意外にヒストリカルボラティリティは低く、
2015年8月以降、8%前後で推移していたがその後上昇して、
2016年2月中旬に直近ピークの8.4%に到達したが、現在は160bpもタイトニング。
2016年2月中旬に直近ピークの8.4%に到達したが、現在は160bpもタイトニング。
為替は人民元、香港ドルともに対円で足元ではやや円高か。(ドル円相場の相似形)
アジアハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格はやや低下。
スプレッドが同水準で推移する中、組入れ債券がドル建てベースであることから、
やや円高ドル安の為替相場が影響。
また引続き組入れ債券からの利子収入(インカム)がある程度寄与しているイメージ。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
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