5月2日(営業日ベース)に投資信託を購入しました。(約定日は5月6日)

購入したのは、「ニッセイ/パトナム・毎月分配インカムオープン」 です。

高格付けの米ドル建ての債券(モーゲージ証券、投資適格社債)を主な投資対象としているファンドです。

このファンドについては、初めての購入になります。


このファンドを購入した理由としては、

1.マーケット要因

4月28日(木)の日銀決定会合での追加緩和策見送りにより為替市場で急速に円高が進行。

(緩和を期待していたポジションの反対売買?)

5月2日(月)の15時直前において、米ドル/円:106円半ば

米債券市場については、4月29日(金)の終値ベースで、

米10年国債利回り : 約1.83%

米国ETF(債券関連)に関して、

AGG : 110.9ドル   MBB : 109.4ドル  VMBS : 53.5ドル  LQD : 120.4ドル


2.ファンドの計理要因

当該ファンドの計理上、追加信託差損益金が約11億円のマイナス

分配金余裕月数 : 約95ヵ月


3.評価(外部機関)

レーティング : 3 (3年)    リスクメジャー : 2 (3年)
 

4.最大上昇率・下落率

最大上昇率 : 約33%(12ヵ月間)   最大下落率 : 約25%(12ヵ月間) 


5.投資家動向

2014年以降では、毎月数千万円程度の解約超過に留まる


6.コスト

SBI証券、楽天証券ともに購入手数料はノーロード

信託報酬は約1.62%だが、

運用報告書の「1万口あたりの費用明細」で、「その他費用(特に保管費用)」はほぼ負担なし


このファンドを選択した理由としては、

米ドル建てで、米国の高格付け債券のみで構成されたファンドによるところが大きいです。

高格付けでも、米国債のみでは期待利回りが減少してしまうので、

ある程度のスプレッドの乗った「投資適格社債」と「モーゲージ証券」ということになります。

「モーゲージ証券」ですと、ファニーメイ、ジニーメイ、フレディマックといった、

2007年のサブプライムショックを思い出してしまいますが、

現在の格付けは「AAA」格で、額面通りに受け取ればクレジットリスクは相当に低いとの認識です。


米国ハイイールド債ファンドも、毎日継続してウォッチしていますが、

米国ETFのHYGが83.9ドル(4月29日終値ベース)まで回復しており、

1月20日の75.82ドル、2月11日の75.09ドルを日足でのダブルボトム形成として捉えた場合では、

現在の水準では買い難いことから、今回は米国高格付け債ファンドを選択した側面もあります。


また、上記2の「追加損失差損益金」に関してはマイナスファクターとも受け止められますが、

運用期間の長いファンドで、投資対象としているマーケットが厳しい局面を迎えた期間を経てきた

ファンドには往々にして見られることが多いので、上記3から6も含めて総合的に判断しました。


購入タイミングの理由としては、上記1の為替相場において円高ドル安に大きく振れたことが大きいです。

以前からアップしているように、105円を突破した円高ドル安のタイミングでの購入が希望なのですが、

約定日は3連休後の5月6日ですので、日本が休日の間にさらに円高が進展することを見越して、

5月2日の日本時間中に前週末よりも円高ドル安が進むようであれば購入する計画でした。


一方、米債券市場の観点では、より長期スパンで見るほど、高値圏の水準に位置しており、

ベターなタイミングとは言い難いのですが、異なるアセットクラス間、及び債券アセットクラスの

債券種別間において、相対的にボラティリティの低い高格付け債ファンドを選択することで、

投資対象となる債券価格の下落に伴う影響を低減することを目指しました。


 以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。

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