2016年7月末での、ハイイールド債券の各指数利回りと私見です。 

マンスリーでアップしていますので、ご参考になれば幸いです。


( 米国ハイイールド債券 : 7.0% )

6月末の7.4%からさらに低下。

2月中旬には10.0%を超えていたので、300bp以上も低下。 

米10年国債利回りは1.45%で、6月末の1.44%から1bpの上昇。
 
スプレッドは555bp程度で、6月末の596bp程度から41bpのタイトニング。


米国ハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格はやや上昇。
 
基準価格決定の主要な3つのファクターである、為替、ベース金利、スプレッドのうち、
 
ベース金利は同水準のままで、スプレッドの縮小と、

為替がやや円安ドル高に振れたことが影響。

HYG






米国ETF : HYG 84.55ドル ( 2016年8月1日終値ベース )



( 欧州ハイイールド債券 : 4.1% )

6月末の4.5%からさらに低下。

為替は1ユーロ114円台で6月末とほぼ同水準。

ベース金利(ドイツ10年国債)は-0.119%で前月末と同水準のマイナス金利。

スプレッドはイギリスのEU離脱の国民投票の結果を受けて一旦は拡大したものの、

すぐに収束してタイトニングしたものが継続。


欧州ハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格は、

ベース金利、為替に動きがない状況下、スプレッドがタイトニングしたことからやや上昇。



( 新興国ハイイールド債券 : 7.0% )

6月末の7.2%からは0.2%の低下。

2月中旬以降は低下の一途で、引続き新興国に対する信用不安が後退したことを反映している模様。 



( アジアハイイールド債券 : 6.4% )

6月末の6.6%からは0.2%の低下。

12年8月より7%台で推移。意外にヒストリカルボラティリティは低く、
 
15年8月以降、8%前後で推移していたがその後上昇して、

16年2月中旬に直近ピークの8.4%に到達したが、現在は200bpもタイトニング。

為替は人民元、香港ドルともに対円でほぼ横這い。(ドル円相場の相似形)


アジアハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格は、

スプレッドがタイトニングした分だけやや上昇のイメージ。


以上、ご参考になりましたら幸いです。

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