2016年10月末での、ハイイールド債券の各指数利回りと私見になります。
マンスリーでアップしていますので、ご参考になれば幸いです。
2月中旬には10.0%を超えていたので、360bp以上も低下。
米国ETF : HYG 84.98ドル ( 2016年11月4日終値ベース )
為替は人民元、香港ドルともに対円でほぼ横這い。(ドル円相場の相似形)
アジアハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格はやや上昇。
スプレッドはややタイトニングしたものの、組入れ債券がドル建てベースであることから、
円安ドル高の為替相場が影響。
また引続き組入れ債券からの利子収入(インカム)がある程度寄与しているイメージ。
マンスリーでアップしていますので、ご参考になれば幸いです。
( 米国ハイイールド債券 : 6.4% )
9月末の6.5%からさらに低下。
9月末の6.5%からさらに低下。
2月中旬には10.0%を超えていたので、360bp以上も低下。
米10年国債利回りは1.84%で、6月末の1.60%から24bpの上昇。
スプレッドは456bp程度で、9月末の480bp程度から24bpのタイトニング。
米国ハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格はやや上昇。
基準価格決定の主要な3つのファクターである、為替、ベース金利、スプレッドのうち、
ベース金利はやや上昇したものの、為替の円安ドル高とスプレッドの縮小の効果が奏功。
米国ETF : HYG 84.98ドル ( 2016年11月4日終値ベース )
( 欧州ハイイールド債券 : 3.7% )
9月末の4.0%から大幅に低下。
為替は1ユーロ114円台で、9月末とほぼ同水準。
ベース金利(ドイツ10年国債)は0.167%で、9月末から28bp程度の上昇。
スプレッドはイギリスのEU離脱の国民投票の結果を受けて、6月末に一旦は拡大したものの、
すぐに収束してタイトニング。
9月はまたもやドイツ銀行のクレジットリスクが問題となったことからややワイドニングしたが、
10月は大きくタイトニング。
欧州ハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格は、
ベース金利、為替に大きな動きがない状況下、スプレッドがタイトニングしたことからやや上昇。
ベース金利(ドイツ10年国債)は0.167%で、9月末から28bp程度の上昇。
スプレッドはイギリスのEU離脱の国民投票の結果を受けて、6月末に一旦は拡大したものの、
すぐに収束してタイトニング。
9月はまたもやドイツ銀行のクレジットリスクが問題となったことからややワイドニングしたが、
10月は大きくタイトニング。
欧州ハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格は、
ベース金利、為替に大きな動きがない状況下、スプレッドがタイトニングしたことからやや上昇。
( 新興国ハイイールド債券 : 6.7% )
9月末の6.7%と変わらず。
2月中旬以降は低下の一途で、引続き新興国に対する信用不安が後退したことを反映していたが、
夏場以降では横這いの推移に転換。
夏場以降では横這いの推移に転換。
( アジアハイイールド債券 : 6.6% )
9月末の6.4%から0.2%の上昇。
12年8月より7%台で推移。意外にヒストリカルボラティリティは低く、
15年8月以降、8%前後で推移していたがその後上昇して、
16年2月中旬に直近ピークの8.4%に到達したが、現在は180bpもタイトニング。
16年2月中旬に直近ピークの8.4%に到達したが、現在は180bpもタイトニング。
為替は人民元、香港ドルともに対円でほぼ横這い。(ドル円相場の相似形)
アジアハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格はやや上昇。
スプレッドはややタイトニングしたものの、組入れ債券がドル建てベースであることから、
円安ドル高の為替相場が影響。
また引続き組入れ債券からの利子収入(インカム)がある程度寄与しているイメージ。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
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