各ハイイールド債券、米国バンクローン、米国ハイブリッド優先証券、MLP、BDCの
各指数利回りと私見です。 

ご参考になれば幸いです。


概ね目立った特徴のない動きに終始した印象の中にあって、
BDCの配当利回りの低下が目立っています。



( 米国ハイイールド債券 : 7.8% )

前週よりも0.1%の上昇。

米10年国債利回りも2.32%で先週の2.14%からさらに金利上昇。
セカンダリースプレッドは548bp程度で前週の552bp程度からはほぼ横這い。

米国ハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格は横這い。
基準価格決定の主要な3つのファクターである、為替、ベース金利、スプレッドのうち、
為替は円安ドル高、ベース金利は上昇、スプレッドは横這いとなってことから、
為替とベース金利の動向が相殺されたことによるものと思料。


( 欧州ハイイールド債券 : 5.0% )

前週よりも0.1%の低下。

13年10月に5%を下回ってからは、4~5%のレンジで推移していたが、
15年8月に5%を上回り始め、15年10月初には6%近くにまで接近。
その後はリバースの動きであったが、金利低下が緩やかになった状況。 

為替は横這い、ベース金利(ドイツ10年国債:0.69%)は上昇、
スプレッドはやや低下になったことから、
欧州ハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格もほぼ横這いで推移。


( 新興国ハイイールド債券 : 8.3% )

前週よりも0.1%の低下。

15年3月に8%を割っていたが、15年5月から上昇。同8月に8%台を回復。
引続き上昇が継続して同10月初には9%に到達。
その後はリバースの状況。 


( アジアハイイールド債券 : 7.7% )

前週と変わらず。

12年8月より7%台で推移。意外にヒストリカルボラティリティは低く、
15年8月以降、8%前後で推移。
その後も上昇して15年10月初には、8.2%程度にまで達するが、
その後は下落トレンドを付けた後で横這いで推移。 

為替は人民元、香港ドルともに対円でやや上昇。(ドル円相場の相似形)
セカンダリースプレッドのタイトニングの影響は一服した感もあるが、
為替相場に加えて、期間経過利子のインカムゲインにより、
アジアハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格は、
10月初からほぼ一貫して上昇。



( 米国バンクローン : 6.5% ( 10月末現在の利回り ) )

9月末よりも0.3%の上昇。8月末の6.3%を上回り15年で最高の水準。

12年8月より6%前後で安定的な動きが続いていたが、レンジを一段切り上げの方向。
引続き米低格付け企業の資金調達と銀行貸付金利の動向に注視。

為替の影響を除けば、米国バンクローンを投資対象とする投資信託の基準価格は
やや弱含みの印象。



( 米国ハイブリッド優先証券 : 4.3% )

前週と変わらず。

13年9月以降、4%前後での安定的に推移していたが、15年8月以降ではレンジを
やや切り上げた印象もあります。

他のアセットと比較してボラティリティは相対的に緩やかであることから、
同資産を投資対象とする投資信託の基準価格も一定の安定感は見受けられます。

為替相場が円安ドル高であったことから、米国ハイブリッド優先証券を
投資対象とした投資信託の基準価格も為替相当分で上昇した模様。



( MLP (配当利回り) : 7.7% )

前週から0.3%の上昇。

原油価格の低下をトリガーにして、MLPの価格低下・配当利回り上昇と
その巻き戻しの繰り返しが継続。

【 WTI原油先物 】     約44ドル  (2015年11月6日現在)



( BDC (配当利回り) : 9.8% )

前週から0.4%の低下。

14年7月から8~10%のレンジで推移。15年7月に上限の目安であった10%に到達。
その後は10%をやや上回る水準で安定的に推移していたが、今週は0.4%もの低下に転じる。




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