各ハイイールド債券、米国バンクローン、米国ハイブリッド優先証券、MLP、BDCの各指数利回りと
私見です。 

ご参考になれば幸いです。


ハイイールド債に関して、利回りベースにおける前週との比較では、
米国でワイドニングが継続。新興国・アジアもワイドニングに転換した印象です。



( 米国ハイイールド債券 : 8.1% )

前週よりも0.3%の上昇。

米10年国債利回りは2.26%で先週の2.32%からはやや金利低下。
セカンダリースプレッドは584bp程度で前週の548bpから36bpの拡大。

米国ハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格はやや下落。
基準価格決定の主要な3つのファクターである、為替、ベース金利、スプレッドのうち、
為替は1ドル123円台で大きな動きはなく、ベース金利は6bp低下したものの、
スプレッドのワイドニングが大きく影響したものと思料。


( 欧州ハイイールド債券 : 5.1% )

前週よりも0.1%の上昇。

13年10月に5%を下回ってからは、4~5%のレンジで推移していたが、
15年8月に5%を上回り始め、15年10月初には6%近くにまで接近。
その後はリバースの動きであったが、現状はほぼ横這い。 

為替は1ユーロ132円前後でほぼ横ばい、
ベース金利(ドイツ10年国債:0.55%)は低下(-14bp)したものの、
スプレッドは約455bp程度で前週の431bp程度からは24bp程ワイドニングしたことにより、
欧州ハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格もやや弱含み。


( 新興国ハイイールド債券 : 8.5% )

前週よりも0.2%の上昇。

15年3月に8%を割っていたが、15年5月から上昇。同8月に8%台を回復。
その後も上昇が継続して10月初には9.0%に到達。
その後はリバースの動きが続いていたが、足許ではやや上昇に転じる。


( アジアハイイールド債券 : 7.9% )

前週よりも0.2%の上昇。

12年8月より7%台で推移。意外にヒストリカルボラティリティは低く、
15年8月以降して上昇して、10月初には8.2%に達するが、
その後は下落トレンドであったが、足許ではやや上昇に転じる。

為替は人民元、香港ドルともに対円ではほぼ横這い。
10月初からのセカンダリースプレッドのタイトニングの影響を受けて、
アジアハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格は、
10月初からほぼ一貫して上昇してきたが、
前週は一転してセカンダリースプレッドがワイドニングしたことにより、
基準価格も日を追って低下。



( 米国バンクローン : 6.5% ( 10月末現在の利回り ) )

9月末よりも0.3%の上昇。8月末の6.3%を上回り15年で最高の水準。

12年8月より6%前後で安定的な動きが続いていたが、レンジを一段切り上げの方向。
引続き米低格付け企業の資金調達と銀行貸付金利の動向に注視。

米国バンクローンを投資対象とする投資信託の基準価格はやや弱含みの印象。



( 米国ハイブリッド優先証券 : 4.3% )

前週と変わらず。

13年9月以降、4%前後で安定的に推移していたものが、
15年8月以降ではレンジをやや切り上げて10月初には4.5%に達しましたが、
これをピークにしてややリバース後、横這いの状況です。

他のアセットと比較してボラティリティは相対的に緩やかであることから、
同資産を投資対象とする投資信託の基準価格も一定の安定感は見受けられます。



( MLP (配当利回り) : 8.2% )

前週から0.5%の上昇。

原油価格の低下を受けて、9月以来となる8%越えの水準。

【 WTI原油先物 】     約40ドル  (2015年11月13日現在)



( BDC (配当利回り) : 10.0% )

前週から0.2%の上昇。

14年7月から8~10%のレンジで推移。15年7月に上限の目安であった10%に到達。
前週は9.8%まで低下したが再び10%にリバース。






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