各ハイイールド債券、米国バンクローン、米国ハイブリッド優先証券、MLP、BDCの各指数利回りと
私見です。 

ご参考になれば幸いです。


ハイイールド債に関して、利回りベースにおける前週との比較では、
米国はややワイドニングへリバース。欧州はタイトニングが継続。
他はほぼ横這いといった印象です。



( 米国ハイイールド債券 : 7.7% )

前週よりも0.1%の上昇。

米10年国債利回りも2.14%でやや金利上昇。
セカンダリースプレッドは556bp程度でほぼ横這い。

米国ハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格も横這い。
基準価格決定の主要な3つのファクターである、為替、ベース金利、スプレッドのうち、
為替は1ドル120円台で大きな動きはなく、ベース金利は小幅に上昇。
スプレッドもややワイドニングに留まったことによるもの。


( 欧州ハイイールド債券 : 5.1% )

前週よりも0.2%の低下。

13年10月に5%を下回ってからは、4~5%のレンジで推移していたが、
15年8月に5%を上回り始め、15年10月初には6%近くにまで接近。
その後はリバースの動き。 

為替はやや円高ユーロ安、ベース金利(ドイツ10年国債)は横這い、
スプレッドは約20bp程タイトニングしたことにより、
欧州ハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格もほぼ横這い。


( 新興国ハイイールド債券 : 8.4% )

前週と変わらず。

15年3月に8%を割っていたが、15年5月から上昇。同8月に8%台を回復。
その後も上昇が継続して10月初には9.0%に到達。
その後はリバースの動きで足許では横這い。


( アジアハイイールド債券 : 7.7% )

前週と変わらず。

12年8月より7%台で推移。意外にヒストリカルボラティリティは低く、
15年8月以降して上昇して、10月初には8.2%に達するが、
その後は下落トレンドとなり足許では横這い。

為替は人民元、香港ドルともに対円ではほぼ横這い。
10月初からのセカンダリースプレッドのタイトニングの影響を受けて、
アジアハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格は、
10月初からほぼ一貫して上昇の傾向。



( 米国バンクローン : 6.5% ( 10月末現在の利回り ) )

9月末よりも0.3%の上昇。8月末の6.3%を上回り15年で最高の水準。

12年8月より6%前後で安定的な動きが続いていたが、レンジを一段切り上げの方向。
引続き米低格付け企業の資金調達と銀行貸付金利の動向に注視。

米国バンクローンを投資対象とする投資信託の基準価格はやや弱含みの印象。



( 米国ハイブリッド優先証券 : 4.3% )

前週よりも0.1%の低下。

13年9月以降、4%前後で安定的に推移していたものが、
15年8月以降ではレンジをやや切り上げて10月初には4.5%に達しましたが、
これをピークにして現状はやや低下傾向です。

他のアセットと比較してボラティリティは相対的に緩やかであることから、
同資産を投資対象とする投資信託の基準価格も一定の安定感は見受けられます。



( MLP (配当利回り) : 7.4% )

前週から0.1%の低下。

原油価格の値動きは比較的小幅であったことからMLPの価格も連動する形は不変。
9月に一時9%前後あった水準からの下落トレンドは横這いへとシフト。

【 WTI原油先物 】     約46ドル  (2015年10月30日現在)



( BDC (配当利回り) : 10.2% )

前週と変わらず。

14年7月から8~10%のレンジで推移。15年7月に上限の目安であった10%に到達。
その後は現在の水準で安定感はある印象。




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