2016年3月末での、各ハイイールド債券、米国バンクローン、米国ハイブリッド優先証券、

MLP、BDCの各指数利回りと私見です。 

ご参考になれば幸いです。


( 米国ハイイールド債券 : 8.5% )

2月末の9.3%から大幅に低下。

2月中旬には10.0%を超えていたので、150bp以上も低下。 

米10年国債利回りは1.90%で、2月末の1.76%から14bpの上昇。
スプレッドは660bp程度で、2月末の754bp程度から100bp近くもタイトニング。

米国ハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格は小幅に上昇。
基準価格決定の主要な3つのファクターである、為替、ベース金利、スプレッドのうち、
ベース金利はやや上昇したものの、為替はほぼ横這い、スプレッドが相当に縮小したことが影響。


( 欧州ハイイールド債券 : 5.2% )

2月末の5.9%から大幅に低下。

為替は1ユーロ126円台で2月末よりも円安ユーロ高にリバース。
ベース金利(ドイツ10年国債)は0.18%で大きな動きはない状況で、
スプレッドはタイトニングしたことから、
欧州ハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格も概ね上昇。


( 新興国ハイイールド債券 : 8.3% )

2月末の9.5%からは1.2%の低下。

2015年11月以来となる9%割れで、新興国に対する信用不安がやや後退したことを反映か。 


( アジアハイイールド債券 : 7.8% )

2月末の8.2%からは0.4%の低下。

12年8月より7%台で推移。意外にヒストリカルボラティリティは低く、
15年8月以降、8%前後で推移していたがその後上昇して、
16年2月中旬に直近ピークの8.4%に到達。

為替は人民元、香港ドルともに対円でほぼ横這い。(ドル円相場の相似形)
アジアハイイールド債を投資対象とする投資信託の基準価格は、
スプレッドがタイトニングした分だけやや上昇して推移。



( 米国バンクローン : 7.2% ( 2月末現在の利回り ) )

1月末の7.1%からはやや上昇。

12年8月より6%前後で安定的な動きが続いていたが、2015年10月より上昇傾向。
引続き米低格付け企業の資金調達と銀行貸付金利の動向に注視。

バンクローンの水準は上げ一服の感もあるが、為替に大きな動きが見られない中、
米国バンクローンを投資対象とする投資信託の基準価格もほぼ横這いの印象。



( 米国ハイブリッド優先証券 : 4.9% )

2月末の5.3%から0.4%の低下。

2015年9月以降、4.3%前後で安定的に推移していたものが、
2016年初より急上昇。2月には5.8%程度にまで上昇。

2月はドイツ銀行等、金融機関のクレジットリスクに対する警戒感から、
利回り上昇と価格低下によって、米国ハイブリッド優先証券を投資対象とした
投資信託の基準価格も相当に低下したものの、
3月は利回りの低下に伴って、基準価格がやや上昇している認識。



( MLP (配当利回り) : 9.6% )

2月末の10.2%からは0.6%の低下。
1月中には12%前後にまで上昇していたが、
その後は原油価格の反転上昇に伴う形での利回り低下。

12%到達時の原油価格(WTI)は約26ドル。

【 WTI原油先物 】     約39ドル  (2016年3月25日現在)



( BDC (配当利回り) : 10.8% )

2月末の11.4%から0.6%の低下。

2月中旬の12.3%前後をピークに低下傾向。2015年12月の水準にまで戻った形。





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